小塩完次記念 日本禁酒同盟資料館


1.本同盟では、禁酒運動にその生涯を捧げ、第10代理事長(1976(昭和51)年〜1992(平成4)年)を勤め    た小塩完次を記念し、1994(平成6)年に同盟事務所を兼ねた資料館を旧宅土地の一部に建設致し  ました。
   この土地に建てられていた旧居は、遠藤新の設計であり、氏の出身地である福島県新地町に寄贈し、解体移築され「くるめがすりの家」として公開されています。

2.当資料館は、日本禁酒同盟の主たる事務所として使用され、登記書類、貸借対照用表、決算報告、
  理事会、評議員会議事録等を保存しております。

3.明治以来の我が国の禁酒運動の雑誌「国の光」、「のぞみの友」、「禁酒の日本」、これらを継承した
 「禁酒新聞」ならびに単行本、禁酒新聞、写真を保存しております。
   所蔵資料の目録は こちらをご覧下さい。(現在作成中で順次掲載します。)

4.小塩完次が小まめに一生書き残した日記帳数十冊、ならびに多数の写真を保管しております。
 
5. 当同盟関係者の主な著作、出版物
  1) 安藤太郎 著作集
  2) 長尾半平 「禁酒」 「TEMPERANCE」
  3) 沢柳政太郎著 「禁酒読本」 1928
  4) 小塩完次著 「禁酒運動八十年」 1956
  5) 小塩完次著 「酒のやめ方 やめさせ方」 1970
  6) 小塩完次発行 「アルコール問題」 対アルコール協会 1979
  7) 加藤純二著 「
未成年者飲酒禁止法を作った根本正伝」 1995
  8) 甥姪共著 「
写真と日記で綴る小塩完次の禁酒運動 世界連邦運動の歩み」 2011
  9) 会員共著  「初の断酒会を拓き、断酒修養会営む」 2016.03.12 刊行出版記念会開催
 
 資料館をご覧になりたい方、研究目的などでご利用になりたい方は、事前に事務局koshio_nkd@kdt.biglobe.ne.jpまでお問い合わせ下さい。
 お断り:
これらの歴史資料は今迄 民間人の善意で保管管理して参りましたが、酸化による劣化、災害の危険が避けられませんので
 当同盟は平成28年3月に公開を原則としてより安全な管理が望みうるある大学に向け搬出致しました。詳細は事務局にお問合せ下さい。
  写真と日記で綴る小塩完次・とよ子の禁酒運動 世界連邦運動の歩み』 B5版 ハードカバー180頁 写真300葉
  
内容は、単に伝記に留まらず、明治から平成までの禁酒運動全般を広い視野で記述しております。
  御陰様でご好評を頂き、公共図書館への献本依頼が続き、ほか、研究目的、禁酒・断酒活動に携わる
  方々に頒布しております。ところが、在庫僅少となり今後CDROM版を主体とさせて頂きます。
  事務局にお問い合わせ下さい。頒布実費価格 年会費納入会員¥500 一般¥1,500です。


主要目次
 
1.私事 公事
   小塩完次の生い立ち、野村とよ子の生い立ち、結婚、遠藤新に新居を依頼、国会の場で禁酒運動の夢、
   居宅での生活と地域活動、遺産による社会貢献、各方面への寄付、旧居をくるめがすりの家として福島県新地町へ寄贈移築保存、

 2.禁酒運動の歩み
   2.1戦前の禁酒運動
    禁酒運動前史
    戦前の禁酒運動
    禁酒同盟全国大会 一覧と記述
    地方禁酒運動 岡山禁酒会館、茨城県の禁酒運動、全村禁酒村 故郷長野県の禁酒運動
    関東大震災後の 学生廃酒連盟
    初期の国際活動
   2.2戦後の禁酒運動
    戦後の禁酒運動 断酒会活動の概観
    戦後の禁酒同盟の国際活動
    国内の主な活動

   2.3 日本禁酒同盟歴代理事長 初代〜12代
   2.4 AAなど国際動向と国内の対応状況

 3.世界連邦運動の歩み

 4.小塩完次を巡る方々
 5.甥姪から完次とよ子夫妻に寄せて
 6.年譜 著書文献一覧 編集後記 

  
「初の断酒会を拓き 断酒修養会を営む」 2016年03月12日発行  (一財)日本禁酒同盟 断酒修養会共著
 
武蔵野市武蔵野公会堂において出版記念会を開催し、全断連、断酒友の会、AAおよび救世軍関係者、婦人矯風会医療関係者、断酒修養会員多数、現役員、協力スタッフなど36名を迎えました。

 出版内容は、下記の通りで、1953(昭和28)年に日本初の断酒会「断酒友の会」の発足、続く1958(昭和33)年の「東京断酒新生会の誕生」、5年後に全断連として独立する過程を交え、その後同盟傘下では断酒修養会に統一され断酒会活動が現在に至っています。この間の150名以上の断酒体験記が、歴史解説と共に述べられています。
 本の規模は、B5版、150頁です。禁酒新聞読者の方々には既にお送りしましたが、ご希望の方には印刷費・送料実費で1500円で頒布しております。事務局までお申込み下さい。0422-54-8555 kosho_nkd@kdt.biglobe.ne.jp
 
目次
   1.巻頭言 「初の断酒会を拓き 断酒修養会を営む」 加藤純二  日本禁酒同盟 代表理事
   2.出版に寄せて    「全断連創立の頃の思い出」 下司孝麿 1974年全断連創立20年史より転載
                 「初の断酒会を拓き 断酒修養会を営む」に寄せて 重籐正義 断酒友の会東京本部
   3.我が国初の断酒会の誕生
   4.東京・高知での断酒新生会の誕生
   5.日本対アルコール協会構想
   6.断酒修養会の発足  関東地区、伊豆熱海断酒葵会の発足と活動、上尾断酒修養会と戸井田克己・昭子夫妻の尽力
   7.中国断酒修養会の発足と活動
   8.仙台断酒修養会の発足と展開  東日本大震災に遭遇
   9.前事務局長小塩政子の活動
   10..断酒体験記
     断酒友の会       断酒体験記
     断酒新生会       断酒体験記
     関東断酒修養会    断酒体験記
     伊豆熱海断酒修養会 断酒体験記
     上尾断酒修養会    断酒体験記
     中国断酒修養会    断酒体験記
     仙台断酒修養会    断酒体験記
  11. 我が国禁酒運動・断酒会活動 総合年表
  12, 主要参考資料
  13. 編集後記 


  日本禁酒同盟理事長の写真額



  
東京禁酒会の会長に1890(明治23)年に安藤太郎が就任したのを初代としています。1920(大正9)年に財団法人となりましたので以後理事長が代表者です。
 1970(昭和45)年に同盟の名称を酒害予防協会と変更した時期がありますが、昭和50年に日本禁酒同盟に戻りました。
 2012(平成24)年には法人改革に対応して一般財団法人となり、代表理事が代表者です。

右より初代安藤太郎から現代の第13代中里 強代表理事までです。
各代代表者の氏名および在任期間は下表の通りです。

代  氏名及び在任期間  備   考 
第一代   安藤 太郎 1890(明治23)年〜1920(大正9)年  大正9年3月25日財団法人登記
第二代  長尾 半平 1920(大正 9)年〜1921(大正10)年  
根本 正
未成年者飲酒禁止法の父
1922(T11)3.30成立、T11.4.1施行
   
第三代   伊藤 一隆(カズタカ)1921(大正10)年〜1922(大正11)年 
第四代  長尾 半平 1922( 大正 11) 年 再任 
第五代  林 竜太郎 1922(大正11)年〜1944(昭和19)年   1923(T12)9.1関東大震災
1941(S16)大東亜戦争勃発
第六代  諸岡 存  1944(昭和19)年〜1946(昭和21)年  1945(S20)8.15敗戦
第七代  生江 孝之 1946(昭和21)年〜1957(昭和32)年   1953(S28)9.12断酒友の会発足
第八代  片山 哲  1957(昭和32)年〜1971(昭和46)年   1958(S33)断酒新生会誕生
1963(S38)全断連独立
1969(S44)断酒修養会に統合
 第九代 山中 吾郎 1971(昭和46)年〜1976(昭和51)年   
 第十代 小塩 完次 1976(昭和51)年〜1992(平成4)年
第十一代  小塩 玄也 1992(平成4)年〜2003(平成15)年   
第十二代  加藤 純二 2003(平成15)年〜2016(平成28).01   2011(H23)3.11東日本大震災
2012(H24)12.7アルコール健康障害対策基本法成立、
第十三代  中里  強 2016(平成28)年01〜現在に至る。   ア基本法H28年6月施行


根本 正は、未成年者飲酒禁止法を議会に22年間提案し続け遂に1922(大正11)年に成し遂げた大功労者です。

歴代代表の下の列 根本さんの左隣の小さな写真二葉は、小塩完次と一生酒害防止運動を共にした
中川正光(鉄砲洲稲荷神社宮司)、守屋 東(日本基督教婦人矯風会)です。

中段に並ぶ日本画は、安藤太郎夫人文子の筆になるものです。遺言により私財を寄付しご夫妻昇天後、安藤記念教会として
生まれ変わりますが、根本正、美山貫一、鵜飼 猛らが遺品を整理し、これら日本画が文子の真筆であると署名しています。
最も左側の墨跡は、日本基督教婦人矯風会元会長久布白落実女史が残した墨跡の数々です。

最下段右の額の中の、[青ブラウスの写真の女性は、
長年同盟の事務局長を勤めた小塩政子です。
禁酒救国]の大色紙は、徳富蘇峰の大戦中の墨跡です。横の写真は共に運動した賀川豊彦です。

また、別の壁面には、安藤太郎の扁額[必要断酒法 酔眼看人疎]
このように断 酒は、昭和中期になり使われ始めたのではなく、遠く明治時代から使われた言葉です。 
内村鑑三は、扁額[禁 酒 勞 働]を残しました。
根本 正は、
多数の墨跡を残し、また単行本「微光八十年
」ほか英文寄与文書なども。
写真右に大書が見えますが、根本 正の「大義震天地」です。

別の壁面には、斉藤 實
(マコト)元首相は、扁額[禁酒興国]を残し、
片山 哲元首相は、扁額[
断酒幸福] を残しています。


安藤太郎の文や言葉は「安藤太郎文集」として出版されています。

長尾半平
は、単行本「TEMPERANCE 禁酒」を著しています。
また、晩年小塩完次に宛てた書翰が保存されています。

禁酒読本」澤柳政太郎著は、実質小塩完次が執筆しました。
また、小塩完次は、「酒のやめ方 やめさせ方」「日本禁酒運動の八十年」を著し、
上記禁酒読本を基に新資料・知見を加え「アルコール問題」として甦り再発行されました。

加藤純二
は、「
未成年者飲酒禁止法を作った根本 正伝」を著し、これが契機となり
茨城県那珂市に「根本正顕彰会」が誕生しました。


上の写真下の棚に、小塩完次が一生書き貯めた日記帳がありましたが、研究公開を原則に寄贈いたしました。
一日一行の概要版も後に作られ、研究目的のためご来訪の方には、ご覧いただいています。 

 新 中里 強代表理事は、この度12年間勤められた加藤純二に代わり、33年間以上断酒修養会の運営に献身され、この程就任しました。 
       「初の断酒会を拓き 断酒修養会を営む」を共同執筆で2016.03.12出版し、頒布中¥1,500

           写真右側中段のカラー群像写真は、3月12日の出版記念会の記念写真です。 

最下段写真は賀川豊彦氏、同氏は和歌一首「悲しみを わすれて渡る太平洋 平和のつなぎ むねにひそめて」を1941,7.31に
詠まれ、色紙を残しておられます。

その隣の小写真は救世軍中将になられた山室軍平氏。

隣の色紙は湯川秀樹氏が世界連邦の理想を詠んだ墨跡"で
世界連邦は 昨日の夢であり 明日の現実である 今日は昨日からの一歩である

左色紙は、大平正芳元首相墨跡「去華 至實」 

  最左色紙は、元首相片山 哲第8代理事長が同盟80年記念
(1967(S42)10.14)寄せた「禁酒 和楽」です。                           

        



資料館屋根に太陽光発電設備を設置
 小塩完次記念 日本禁酒同盟資料館には、氏が一生書き貯めた日記、明治以来の禁酒運動の蔵書、写真などの資料が保存されています。
同盟ではこれらの資料の保存と公開のため、資料館の管理費、維持費を捻出する目的で、平成24年7月に自然エネルギー発電固定価格買取制度が発足したのを機に、早速地球環境に配慮し、太陽光発電設備を設置しました。

 

                      
 
          
公称発電定格 5.6kW 年間予測発電量5754kW以上を見込んでおります。詳細はここを ご覧下さい。
 

                          太陽光発電 夏期空冷増力装置を設置 

 当同盟の技術者OB会員は、夏の好天日は、日照時間が長いのに発電量が意外に伸びないことに着眼し、夏期空冷増力装置を
 設置しました。


    1)パワーコンディショナーは変換損のため温度が上昇します。先ず静かな自己内部ファンによる風冷を行い、更に温度     上昇すると装置保護のため「送電の停止」や「半電力送電」を行い自己冷却を頻繁に行うことが分かりました。

   一般に太陽光発電の年間予測発電電力は、余裕を持たせており、通常起こる程度の減少分も見込まれているようです。 

 2)一般的に太陽光発電パネルは、温度特性があり温度が上がると発電効率が落ちる性質があり、夏期は日照強度と時間
が多いにも拘わらず、発電量はあまり上がらないのはそのためです。

  冬期は、発電量は上がり、かつパワーコンディショナーの自己冷却のための送電制限が起き難く、年間比較的平坦な 発電量を示します

   3)下記の写真に示すように、パワーコンディショナーの発生熱を室外に排気する装置を実験確認し、過度な温度上昇を食い止めた上で連続送電を可能とし、夏期の送電電力(発電量)を5%程度向上させることを見込み、下記のような夏期空冷増力装置を設計し設 置しました。   

 

室内用パワーコンディショナーと夏期空冷増力装置 Golden Cooler]

  4)この空冷装置自称「Golden Cooler」は、既に実験確認を終え妥当な設計予測をしており、パワー コン
ディショナーには一切手を加えず、過度な温度上昇を防ぎ、かつ頻繁なオンオフがないため温度ストレスが減り、動作温度が下がるため故障発生の逓減が期待できます。壁に穴を開けファン取り付ける工事を除き、本格的電気工事を含まない設計ですから自作することができました。
  毎年同じ気象は繰り返さないため厳密な比較は困難ですが、2014(平成26)年度に6,900kWhの年間発電量を記録録し、2015(平成27)には6,700kWhを発電し、初期推定の5,740kWhに対し、+17〜20%に当たります。

5)同類のシステムは、ほぼ共通の問題があると考えられます。

  この頁をご覧の方で興味を持たれ、ご希望があれば設計資料など提供致します。近年、大型システムに対しては、電力会社が
   購入を制限することが行われるようになりましたが、10kWh以下のシステムに関しては制限は行われないようです。
   
事務局までどうぞ。koshio_nkd@kdt.biglobe.ne.jp

以上

  

 

  

一般財団法人 日本禁酒同盟
Japan Temperance Union